生かされているこの命を有効に。

感情の揺さぶりが止まらない。

心の奥底に秘めていた

いや

眠っていた私の黒いゴツゴツとした感情の塊が

奇しくも対極的な出来事に寄って引き出されてしまった。

この何とも言いがたい感情は何なのだろう。

涙が止まらない。

自分自身に何か悲しい出来事が起きたわけではない。

むしろ逆で

今自分がこの世に生かされている事がただただ有り難く

無力で無知で何も出来ない自分が歯がゆいばかり。

私は何て恵まれているのだろう。

なんて人に恵まれているのだろう。

あの時のあの決断と行動が無ければ

私は今いる大切な人たちと繋がる事は無かった。

こんなにも大切な存在と出逢える事は無かった。

私は皆を心から尊敬している。

みんなの事が大好きで

こんな空っぽで壊れかけた生きる価値のない私、

いや違うそうじゃない生きる価値がないわけではない。

ただ凡庸でちっぽけな存在である自分に

こんなにも大切だと思える人たちと出逢えた事が奇跡のようで嬉しくて

皆から私に向ける優しさが愛おしくて永遠に失くしたくないと思うだけ。

生きる価値は自ら作り出すもの。

私は

価値のある人間であるよう自分を律し努めてきた。

その頑張りのご褒美に

神様が

ギフトとして皆を遣わせてくれたんだ。

私はこの宇宙の地球上の小さな点に過ぎない命だけれども

今こうして生きながらえている。

誰かが犠牲になり泥を被ってくれている傍らで生かされている。

命は永遠ではない。

幸せも持続するとは限らない。

今輝いて咲いてる花も

明日には枯れ落ちてゆく。

例え明日我が身に何が起きようとも

ただひたすら未来を見据えて今を生きる。

ただこの限りある命を余す事なく有効に生かし続けたいと

そう私は思う。